娘2人は年中からピアノを習っています。自宅から近い個人のピアノ教室です。ピアノを始めたらやはり毎日の練習が大切になってきます。
2人ともピアノは好きです。特に次女はピアノが好きで、弾き始めると30分~1時間くらい弾き続ける事もあります。しかし小学生になり朝は7時45分には登校し、帰宅後は宿題、友達と遊ぶ、他の習い事といった事をしているとピアノを弾く時間が短くなってきました。
いくらピアノが好きと言ってもピアノ教室の宿題を進んで自分から練習するというのは低学年のうちはなかなか難しいです。私が声かけをしない時は自分からピアノの楽譜(ピアノ教室での宿題)を練習する気配がない時がほとんどです。
ピアノは上達のためには毎日弾く事が大事だと思っているので、毎日少しでも練習する時間を作ってあげたいと思っていました。
※2018年6月28日に公開した記事ですが、リライト記事に必要な文言等を追記、その他の必要箇所も修正し2018年11月4日に再度公開しました。
ピアノは好きなら自分から練習する?
ピアノを習い始めてピアノは好きなのに家では全然練習しないといった子は、周りのママ友に聞いていても結構います。うちは長女が半年ほど前までそうでした。ピアノを習い始めた頃は、右手だけ、左手だけといった感じなので、家で練習をしっかりしなくても週1回でのピアノ教室に通っていても楽譜は丸をもらえ次に進めました。
ピアノを習い始めたばかりの頃は弾けるのが嬉しいといった感じで家でも進んで弾いていました。長女がピアノを始めた年中の頃は、家では「メリーさんの羊や、チューリップ」といった曲を弾けるように練習していました。
その頃は先生からは「家では好きな曲を弾くといった感じで大丈夫です!」という事を言われました。確かにピアノを好きになって欲しいのであれば、好きな曲を好きなように弾くというのが良いように思えました。
しかし、それがだんだんと楽譜が進んでいくと、明らかに練習をしていかないと次のピアノ教室では楽譜は弾けない→丸をもらえない→進めなくて同じところばかりをしているとなります。
長女に関しては最初はピアノが好きと思っていたけれど、実はあまりピアノが好きじゃないのかなぁと思った事もあります。ピアノが好きなら自分から進んで練習するのではないか?と思ってしまいますが、やはり年齢から考えるとまだまだ自分から進んで練習をするという年ではないようです。
ピアノを弾く時間と環境
実は私自身も小さい時にピアノを習っていました。私の両親に「ピアノを弾きなさい」と言われた記憶はなく、毎週ピアノ教室に通っていただけという感じでした。ピアノ発表会の前だけは練習した記憶があります。
当時を思い出してみると、ピアノはリビングから別の部屋にありました。小学校低学年の頃にリビングから少し離れた部屋へ1人で行って練習するのが少し怖かった覚えもあります。やはり親が近くにいる場所で弾きたいという感じだったのかもしれません。
そして長女とも話し合い、ピアノは辞めたくないとの事で、じゃあ1日に1回でも、10分でも練習するようにしよう!と決めました。小学生になってからは放課後は宿題、友達との遊び、習い事と時間が確かにありません。
そこで朝食後の10分だけ練習しよう!という事を取り組み始めました。
「ピアノを練習しなさい!」とただ言うのではなく、「いつそれをやるのか」と決めておくという事が大事だと思ったのです。うちの娘たちの場合は朝型で、夜は早く寝てしまうので、朝食後と決めました。
そしてピアノの蓋をあけておく!←これがポイントです!
また習慣がつくまではさらに楽譜まで開けておく!という事をしました。
そこまで親がするのもどうなのかな?と思いますが、ピアノの練習をするという事が目的だったので、さっと取り組めるようにしておくようにしようと思いました。
そして朝食が終わったら「ピアノの練習時間だよ!」と声掛けすることで、娘も弾かないといけないというスイッチが入ります。10分なので、楽譜を1回か2回練習するくらいです。たったそれだけと思いますが、これを毎日続けるというのはかなり効果はあります。
なんでもそうですが毎日続けるというのは大人でもなかなか難しいものです。子どもならなおさら自分の意志で続けるというのは難しいのではないでしょうか?
私がする事と言えば朝食が終わる頃に「終わったらピアノ1回でも弾いて学校行ってね!」という事です。この声掛けがないと、実際なかなか自分からはやりません!
10分の積み重ねは大きいです!
10分しか練習しないって短いんじゃない?と思われるかもしれませんが、10分の積み重ねは大きいです。そして朝食後に弾く!という習慣が、なぜか子ども達は食べ終わったらピアノを弾くという習慣に変わってきて、夕食の後も食べ終わったらピアノを弾くようになりました。ご飯の後はピアノ!まるで歯磨きのような習慣のようです。
発表会
長女のピアノに対する変化があったのは今年(2018年春)にあったピアノ発表会です。発表会の半年ほど前から練習をしていきます。2年に1度あるため、長女が初めて発表会に出たのは小学校1年生でした。その時はあまり練習を進んでした記憶がなかったのですが、今年の発表会は自分からこの曲が弾きたいと選んだ曲でした。
その曲が弾けるようになるのが楽しいようで、毎日どんどん練習する時間が増えました。
発表会が終わってもその曲が大好きで弾き続けています。ようやくピアノが弾ける楽しみが分かってきたようなところがあります。練習したら練習するほど上手くなるという事も分かったようです。前は私も長女はピアノあまり好きじゃないのかなと感じる時もありましたが、今はピアノがぐんと上達した感じがありますし、本人も楽しいと感じて弾いているのが伝わります。
まとめ
ピアノの上達というのはなかなか成果がすぐに見えないというのがあります。親としてはお金もかかっているし練習しない子どもを見ると正直イライラする事もあります。
私自身、ピアノを習っていてもそんなにピアノが弾けないので、もう少し練習しておいたら良かったなぁと思う事があります。やはりピアノを習った以上はプロになるといったまででなくても、趣味として弾きたい曲を弾けるくらいには上達して欲しいなぁと思います。(途中で娘たちがピアノの道に進みたいと言ったらまた話しは違いますが)
そしてピアノを嫌いにならないで欲しいという思いもあります。
勉強と同じようになるのですが、親が出来る事は環境を整えて少しでもピアノを練習しやすくなるようにしてあげる事です。子どもがママ見ていて!という時もあります。その時はピアノの横について見ているだけでも子どもはやる気になります。
お子さんがピアノを練習しなくて困っている方は、まずはお子さんとピアノを練習する時間を一緒に決めるというのはいかかでしょうか?
そして1日に長い時間ではなく、1回でも2回でも弾けるくらいの時間、まずは10分弾くという目標を決めて練習してみる事をお勧めします。するとピアノを毎日弾くという習慣が必ずできると思います。
私も上手く行く時ばかりではなく、娘が朝食を食べるのが遅くなってしまった時に、「ピアノ練習する時間がないよ!」とか「早くしなさい!」と言ってしまう時も正直あります。しかしマイナスな言葉よりプラスな言葉の方が子どもは動くので「1回だけなら弾けるよ!」とか「行くまでに時間あったらピアノだけは弾こうね!」とか声かけを気をつけるようにしています。
「練習しなさい」という姿勢ばかりでは子どもはやる気をなくしてしまうので、ぜひ前向きな言葉かけをしてあげてください!