長女は中学受験のため塾で理科を4年生から習っていました。娘の通っていた塾では理科は4年生のうちに一通りの単元を習います。
塾の授業はライブナビなどを使い映像を見ながら分かりやすく説明してくれたりして娘は楽しんで授業を受けている様子でした。
塾の先生も4年生のうちはまずは理科に興味をもってもらい、楽しんで受けて下さいという感じでした。そして理科の中でもどの単元が好きでどの単元が苦手と感じているかをなんとなく把握しておいて下さいねと言われました。
長女は理科に対してはすごく好きという感じはありませんでしたが、苦手という感じでもありませんでした。
4年生の理科の模試の偏差値は50〜60くらいと幅はありましたが、一番良いときは偏差値63ありました。
5年生でもそれくらいの偏差値でいくのかと思いきや、、、
ここから一気に偏差値が下がり、どこまで下がるのかという勢いで下がって行きました。
5年生の成績
5年生の第1回模試の理科の偏差値は52、第2回の偏差値は45でした。たまたま悪かったのだろうと思っていたのですが、第3回の偏差値も49と偏差値50をきっていました。
4年生の時の理科の成績からすると、なぜ下がってしまったのか原因が最初は分かりませんでした。
第4回の模試では偏差値51でしたが、その後はどんどん下がり続け、偏差値50を超えることがなかなか出来なくなり、6年生秋まで苦しい時期が続きました。
理科の先生は5年生の理科は計算問題が入り、4年生の時は楽しいと感じていた子もあれ?理科ってこんな難しかったっけ?と感じる子は多くいるとおっしゃっていました。
5年生から6年生になる時にやった対策
関西の塾は1月中旬が入試期間になります。 そこで塾は6年生の入試対応の為、授業が休みになる日も多くなります。
そこでこの期間に理科の理解出来ていない単元の復習を重点的にすることにしました。
まずはどこが苦手分野なのかというのを過去の模試や復習テストから分析しました。
娘の場合は電流やてこ、滑車そしてばねといった物理が得に苦手でした。まさに計算問題がある単元です。娘の場合は計算が苦手という事ではなく、どういったやり方で解くのかという考え方が理解出来ていなかったのです。
4年生の時にはそこまで苦手と感じた事がなかったので、まずはどこまで分かっていてどこから理解出来ていないのかという事からでした。
塾では欠席者用に自宅で視聴出来る授業の動画があったので、分かっていないところはその動画を何回も視聴し理解するという事から始めました。
動画を見て理解するというところからだったので、一つの単元を復習するのに結構時間がかかりました。
6年生第3回までの模試の結果
6年生第1回の模試は2月にありました。冬休みから入試対応期間に理科を重点的に復習したものの、結果は偏差値43でした。結構復習を頑張ってやっていたのになぁという気持ちが正直なところでした。
しかしここで落ち込んでる暇はないと娘と気持ちを切り替えて理科の復習を続けました。
塾の先生にも相談したところ、娘に足りないのは下記の2点でした。 ②問題を解くスピードが遅い事
確かにその通りでした。動画を見て理解をするというところからでしたが、その分、テキストの問題を解く量は減っていました。
そこで理解をした単元についてはとにかくテキストの問題を解く、分からない箇所には付箋をし何度も解くという事をしました。
そして復習テストの解き直しも何度もおこないました!
6年生になると理科の授業では知識のテストというのがありました。暗記系のものは、ここで徹底して覚えるという作業が出来ました。
春休みも算数の次に理科を重点的に勉強するという事を続けました。塾の宿題もかなり増え、問題を解く量も多くなりました。
GWには5年生の理科の復習テストを一通りするという宿題がでました。
そしてGW明けにあった第3回模試、、、
ここで前回よりは伸びるだろうという期待はあったのですが、結果は偏差値46でした。
前回が偏差値43だったので少しは上がりましたが、結構頑張ってやっていたのになかなか偏差値50を超えられないなという気持ちでした。
そして6月に行われた第3回の公開模試、、、
その結果はなんと偏差値38でした。
この結果には頑張っていた娘もかなり落ち込みました。
しかし本当に落ち込んでいる時間はありません。最後の夏休みに気持ちを切り替えて苦手分野を徹底的に復習するしかありません。娘も前向きな気持ちになんとか切り替えて頑張りました。
6年生の夏休みにやった事!
夏休み前に第一志望校を最終的に決めました。
ここで勉強のポイントを絞る事にしました。
まずは第一志望校の試験問題に出やすい単元を優先に復習する事にしました。
塾で過去の入試分析をした資料があったので、それを見ながらどこの分野がよく出ているのかを分析しました。
娘の第一志望校では化学、ここの分野は毎年と言っていいほど出ていました。
そして復習する時に、難易度別でこの問題は娘の志望校には出ないという難しすぎる問題は「捨てる」という選択をしました。
塾の模試は最難関校を受ける人向けに作られている難易度の高い問題も何問かあります。そのような問題は解けなくてもよいと判断し、取れる問題、落としてはいけない問題を徹底的に解きました。
何度も復習する事で、娘も解ける問題が増えてきて、化学に関しては得意に変わっていきました。
そして長女が苦手だと感じている物理についてもこの夏休みに再度復習を徹底的にしました。
6年生秋にやっと成績が上がった!
夏休みの終わりに行われた第4回目の公開模試は偏差値48で前回よりは上がったものの50は超える事が出来ません。しかし塾の先生からは6年生の夏休みの頑張りは秋以降に成果が出てくると励まされ、落ち込むことはなく継続して苦手単元の問題に取り組みました。
そして6年生10月に行われた第5回の公開模試、
結果は偏差値55でした!
やっと結果が出ました。
娘もかなり喜んでいましたが、同時にたまたまなのでは?という不安な気持ちにもなりました。
しかし、その後の第6回の公開模試では理科の偏差値60という結果が出ました!
そして受験予定校の入試過去問を解いていく中でも、理科は7~8割は点数がとれるように安定してきました。娘もたまたまとれたのではなく、確実に理科が伸びていると自信が持てるようになりました。
なぜ5年生から理科の成績が下がったのか?
なぜ5年生から理科の成績が下がったのか?を振り返ってみると色々と原因はあると思いますが、娘の場合は5年生の間は算数を優先して勉強していたというのも一つの原因だと感じています。
中学受験は算数が勝負と言われますし、塾でも算数の勉強を優先するように言われました。算数は大事なのでその優先順位は間違ってないのですが、理科をあまりにもほったらかしにしておいたというのがどうしてもあります。
暗記系に関しては覚えても忘れるということはあるので、6年生で徹底的に復習すれば得点はとれると思います。
しかし理科の計算問題や思考力的な問題というのは、基礎ができていないとなかなか得点をとるのは難しいのです。
5年生の理科の単元の基本は必ず理解し、分からないことはなるべく早めに質問したり復習しておけばよかったという後悔はあります。分からないところをたくさん溜めて復習しなおすというのはかなり時間もかかりますし、大変です。
また理科は単元によっても得意不得意が出てくるので、自分の得意な単元が出れば点数はとれるし、不得意な単元が出れば得点が一気に下がり、波が出来るというのがありました。
苦手単元は出来るだけつぶしていくというのが大事だと感じました!