子育てを始める方で子どもに音感がある子に育って欲しいと思う方は結構多いのではないでしょうか?もちろん子どもを音楽家にさせたいという思いはないし絶対音感がなくても社会では困らないといった方もいるでしょう。
しかし音感はないよりあった方が子どもの可能性を広げられるかもしれません。例えば音楽が単に好きになるだけではなく、楽器に興味を持ったり、作曲や歌が上手くなる可能性もあり将来音楽の道に進むきっかけになるかもしれません。また楽器を演奏したり歌を歌う事は趣味としても役立ち人生をより充実させてくれるものかもしれません。
実は私自身は音感はいいとは正直言えないです・・・。
娘2人(現在8歳と6歳)には「絶対音感」を絶対に身につけさせよう!と取り組んだ事ではないのですが、娘たちを育てた0歳からの環境が結果として「絶対音感」を持つ子になってくれたといま感じています。
※2018年7月8日に公開した記事ですが、リライト記事に必要な文言等を追記、その他の必要箇所も修正し2018年9月13日に再度公開しました。
妊娠中、0歳から音楽がある毎日
赤ちゃんがお腹の中にいる時にでも「耳が聞こえている」というのは聞いた事があると思います。そこで私自身は赤ちゃんへの語りかけやクラッシクなどのリラックスできる音楽をかけるという事は妊娠中に自然と行っていました。
娘が生まれてからはテレビを見せない方針でしたので我が家では音楽をよくかけるようにしていました。
0歳の頃には童謡のCDをよく流すようにしていました。寝かしたりあやしたりする時にも童謡の歌をたくさん歌ってあげました。私の音感がついたらいけないからと心配をしていましたが、やはり寝る時には私の声を聞くと安心するのか歌うとよく眠ってくれました。
また1歳頃になって1人遊びをする時間が出来るようになると、よくかけていた音楽は「アマデウスの魔法の音」(モーツアルト)のCDです。母と子どものために作られたCDで「集中力」、「発想力」、「発達力」、「知育力」、「快眠力」と分かれています。
妊娠の時からモーツアルトのCDをもらっていたので家にいる時はBGMとしてかけるようにはしていました。しかし娘の行動によってこのCDを使い分けてかけるようになったのが1歳頃からです。
機嫌よく1人で遊んでいるなと思ったら、「発想力」、「発達力」のCDをかけます。色々な発想を膨らませて自由に遊んで欲しいと思いました。娘が遊べる部屋にしているところには基本的に危ないものは置かない、手に届かないようにしていたので、娘が思いつくままに遊ぶと、遊び終わった後は本やおもちゃが部屋中に散らかります。
私はその間ご飯の用意や家事をしながら娘の様子を見ているのですが、色々な発想や興味から遊びもどんどん変化していきます。
「アマデウスの魔法の音」の「発想力」、「発達力」のCDはとても楽しいテンポの曲になっているので、娘もどんどんのってきて遊んでいるように見えました。
積木やパズル、ブロックといったものに取り組んでいる時には「集中力」、「知育」のCDをかけます。このCDの効果で集中力がついた!とその当時にすぐの実感はありませんでしたが、なんとなく集中できている気がして意識的にそのCDを流していました。1つのCDはだいたい30分ほどで終わります。だいたい私の家事が終わるのが30、40分だったのでそれくらいの時間は集中して遊んでいました。
こういったCD以外にも、英語の音楽、子供向けの音楽を家にいる際はよくかけたり歌ってあげるようにしていました。お昼寝の前、夜の寝かしつけには絵本の読み聞かせも日課でしたが、一緒に横になりながら子守唄を毎日歌ってあげました。
すると2歳くらいになり言葉が喋れるようになると、日本語の歌はもちろん英語の歌を長女がすべて完璧に歌うようになりました。
幼稚園に入ってからの変化
幼稚園に入ると、年少さんは「ドレミファソラシド」の音階を習うようになり、年中からピアニカが始まりました。
そして娘は年中からピアノ教室に通い始めました。そこで「ドレミファソラシド」の音階が理解出来るようになると、なんと娘は歌を聞くと「ドレミ」の音名で歌うようになりました。
特に次女はそれが得意でした!
最初は適当に言ってるのかな?本当に合っているのかな?と思いましたが、娘が歌を聞いただけでピアノでその曲を弾き始めた時、歌詞が「音」に聞こえているのだとはっきり分かりました。
2、3回歌やCDを聞くとピアノで曲を弾けるようになっていました。
特に幼稚園で歌う歌は毎日歌っているので完璧に弾けていました。またお遊戯会などで先生が弾くピアノも歌の歌詞など分からないのにその音楽を弾いていました。オリジナルの曲だったので、その曲があっているのか分からなかったですが、実際お遊戯会に行ってみると娘が弾いていた曲を先生が弾いていて驚いた事もあります。
ピアノの音のずれもすぐ分かる!
ピアノは音が少しずつくるってくるので1年に1度は調律をしなければいけません。娘たちはそのピアノの音のずれにすぐ気づきます。「ママ、この音がずれてる!」と言われますが、正直私にはそのずれは分からないレベルです。
しかし娘たちはその音のずれが気持ち悪いのか「この音がおかしい、ずれてるよね」と姉と妹で会話をしています。そして音あてクイズもお互いに出して遊んだりしてます。最近では和音(二つの音を同時に弾く)や三和音(三つの音同時に弾く)を弾き、何の音?と言ってクイズを出し合って遊んでいます。
絶対音感がついたのは環境のおかげ
私は娘が絶対音感が身についたのは「ピアノ教室に通ったから」だけでは決してないと考えています。やはり0歳からの「音楽がある生活」をしていたからこそ自然と身に付いた部分が大きいと考えています。
次女の方が絶対音感が身に付いていると書きましたが、なぜそうなのか?考えてみました。
長女が1歳半から2歳になる頃には、次女は私のお腹の中でした。そして長女に行ってきた音楽のある生活を次女はお腹の中ですべて聞いていたのではないかと思ったのです。
専門家の方からしたら根拠のない事だと言われてしまうかもしれませんが、私なりに子どもが自然に絶対音感を身につけた理由を考えました。
赤ちゃんから音楽のある毎日を過ごす事で絶対音感が自然と身に付くというのに繋がっているのではないか?という考えにまとまりました。特にテレビを見せずに音楽を聴かせてあげたというのは、テレビを見せないからこそより多くの音楽を聴かせてあげられたと感じています。
歌やCDだけでなく生の演奏を聴きに行くというのもお勧めです。オーケストラは子ども連れでは入れないところが多いですがファミリー向けのオーケストラコンサートもあります。そういった生の演奏を聞かせるというのはとても良いです。
赤ちゃんの頃から音楽のある生活を実践する事で絶対音感へと繋がっていくのであれば、絶対音感を身につけさせたいと考えている方にはぜひお勧めします。