体操!内村航平選手の母の講演会に参加!気になる子育て法とは?

体操の内村航平選手の母、内村周子さんの講演会に参加してきました。内村航平選手は周知の通りオリンピックの金メダリストであります。しかもメダルを獲得したのが一度だけではなく、過去3回(ロンドン、リオデジャネイロ、北京)のオリンピックで金、銀、銅を合わせて7つのメダルを獲得しています。また全日本選手権では10連覇というめざましい業績を残されています。

そんな偉業を成し遂げている内村航平さんの母、内村周子さんの子育て法が気になりませんか?

私は以前、内村周子さんが子育て法を語っているテレビ番組を何度か見た事があります。その時はおさげ髪の可愛らしい印象とともに、元気いっぱいで個性的な感じに見えました。

今回、講演会を聞いて子育てについて参考になる事がとても多かったです!

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そこで今回は気になる内村家の子育て法について感じた事をまとめたいと思います。



内村周子さんはどんな人?

最初に講演会の会場へ入ってきた内村周子さんは元気いっぱいでとても明るい印象でした。テレビで見た通りのおさげ髪で可愛らしい雰囲気でした。

現在は長崎で体操教室をしており、またご自身もシニア大会で体操選手として活動されているようです。また驚いた事に現在は心理学を学ぶ為に大学に通っているとの事でした。なんとパワフルな人なのだろうと感じました。

そんな忙しそうな内村周子さんはとても前向きな人でした。九州から関西まで講演会の為にわざわざ来ていたのですが、「全然遠くないですよ!だってリオのオリンピックに応援に行った時は48時間かかりました。それを思うと九州から関西なんて玄関を出て一歩進んだくらいですよ。」とさらっと言っていました。

こんな前向きな内村周子さんの子育て法がますます気になります。

内村周子さんが子育てで気をつけていた事は?

①「忙しいから後でね」と言わない

周子さんが子育てで気をつけていた事は「忙しいから後でね」と言わない事だそうです。そして実際に言った事がないそうです。

その理由は周子さんの子ども時代にあるとの事でした。周子さんたちの年代は子どもの頃にはお母さんにはほったらかしにされるというのが当たり前だったそうです。確かにその年代は兄弟も多く、お母さんにかまってもらうというのは少なかったのかもしれません。

何かあるとお母さんに「忙しいから」と言われて育った周子さんは、自分がお母さんになったら絶対に子どもには「忙しい」という言葉は言わないようにしようと決めたそうです。

②悪口を言わない

子どもに人の悪口を言わないというのも気を付けていたそうです。子どもは親の意見を信じるので悪口を言うとそうなんだと思い込むようになります。

また夫婦喧嘩を子どもの前でしないと決めていたそうです。お話しを聞いているとご主人とも仲の良さが伺えますが、やはり夫婦ケンカもたまにはすると正直に言っていました。しかしそこには信頼があるかどうかで、夫婦は2人で1つだとお話ししていたのがなるほどなぁと感じました。

③子どもにストレスを与えない

私が真似したいけど一番難しいなと感じたのが、「言いたいことを我慢する!」でした。

子育てをしてるとつい「早くしなさい、宿題はやったの?」など言ってしまいがちです。

周子さんは航平さんに注意したい事も正直たくさんあるそうです。しかし、言いたいことはいっぱいあるがそこを我慢すると言っていました。

周子さんは航平さんが小学生の頃から体操選手にさせたい思いがあったのでしょう。体操選手にはストレスを与えてはいけないという考えを持っていて、とても子どもには気を使っていたと言います。

娘さんも同じように体操を習っていたようですが、娘さんには料理やお皿洗いといった事はさせなかったと言います。なぜなら指を怪我したら体操が出来ないからだそうです。

また小学校、中学校、高校は車で送り迎えをしていたと言います。学校の先生には何度も歩いて越させて下さいと言われたそうですが、夜10時まで練習をし、朝5時に起き学校の宿題をしていた為、学校へ歩いて行く時間はないと考え、また登下校中に万が一怪我をしたら練習が出来なくなる為に送迎していたのです。

このエピソードを聞くと一見変わっているように思いますが、周子さんは周りが何と言おうと人には迷惑をかけていないからというのを貫き高校までは送迎していたのです。

兄と妹の違い

航平さんには妹がいるそうで、その妹さんも体操選手としてオリンピックの予選などにも出ていました。航平さんは体操選手として活躍する一方で妹さんはオリンピックの予選で敗退し、その先には進めなかったようです。

妹さんは兄と同じように育って同じように体操の練習をして、どうしてお兄ちゃんは活躍できて私だけ体操選手として伸びないんだろうと悩まれていたみたいです。

妹さんも同じ体操選手でありながら、いつも内村航平選手の妹という呼び方をされてきたという思いもあったようです。

そして周子さん自身もその事をいつも娘さんに「ごめんね」という気持ちでいたとお話しされていました。「私が産んだのにごめんね」と周子さんは思っていたそうです。私が産んで同じように育てたのにごめんねという気持ちだったと言っていました。

親からするととても複雑な気持ちだったと思います。確かに兄弟で差が出来ると、このように思ってしまうのかもしれません。

しかし周子さんは娘さんのある言葉に救われたそうです。

内村航平選手の金メダル、10連覇と聞くととても輝かしいですが、その裏では怪我や故障に苦しむ時期があったのも事実です。その時期を見ていた妹さんはこう周子さんに言ったそうです。

「お兄ちゃんより私の方が幸せかもしれない」

輝かしい功績がある裏では苦しむ時期や想像もできないようなプレッシャーがあるでしょう。そんな姿を見て私の方が幸せかもしれないと思う気持ちは理解できます。

親からすると子どもには幸せと感じて生きて欲しいと願うものです。周子さんが娘さんの言葉に救われたというのも納得できます。

まとめ

内村周子さんが子育てで気をつけていたこと

  • 忙しいと言わない
  • 人の悪口を言わない
  • 子どもにストレスを与えない

今回の講演会のテーマは「子育てに正解はない」でした。周子さんはどの子育てが正解というのはないと言っていました。しかし正解がないから子育ては難しいと感じるのも事実です。ただ周子さんのお話しを聞いて、周子さんは本当にお子様の事が好きで、自分の思いを押し付ける事なく子どもの才能を伸ばす為の努力をされてきたのだという事を感じました。

今回のお話しの中で一番印象に残ったのは「子どもに言いたいことがあっても我慢する」です。

確かに子どもにとっては今やろうとしていた事を「早くしなさい」と言われるとやろうと思っていたのにとやる気をなくすでしょう。子どもの為にと思ってしている事が実は違う場合があるのかもしれません。

今回の講演会は自分たちが行っている子育てをちょっと立ち止まって考える良いきっかけにもなりました。

誰でも子どもには幸せになって欲しいと願う気持ちは同じです。内村周子さんの子育て法を参考にさせて頂き、これからの子育てに役立たせたいと思います。

最後までお読み頂きありがとうございました。



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