中学受験の第一志望校は最終的にはいつ決めるのでしょうか?
早い段階からこの学校に行きたいと志望校がはっきりしている子もいれば、何校か良い学校はあるが、最終的にまだ決めれないという子もいると思います。
あるいは子どもは〇〇中学に行きたいと言っているが、親からすると子どもの成績を見て志望校を下げた方がいいのでは?と考える場合もあるでしょう。
もちろんその逆で、成績が上がってきて偏差値の高い学校にチャレンジしてみたいという場合もあると思います。
我が家の長女の場合は第一志望校を最終いつ決めたかと言いますと、6年生夏休み前の懇談時です。
入塾した頃
長女が入塾した3年生の頃には志望校は全く決めておらず、学校見学や塾の成績によってこれから志望校は決めていけばよいという考えでした。
正直、この頃は中学受験に対しても、絶対に受験するという強い気持ちはなかったです。
まずは娘が塾を続けていけるのか、そして学校見学などに行き、娘が興味を示すなら中学受験を検討してもいいかなぁといったくらいでした。
この頃はとにかく色々な学校の見学会や文化祭、運動会など見に行ってみようと、たくさん学校説明会や見学に行きました。
そしてやはり最難関校と言われている学校は魅力的に感じる学校が多かったので、まずは塾での成績を上げて、自分が行きたいと思う学校を選べるようにしていこうと目標を立てる事にしました。
5年生の頃
娘の通っていた塾では5年生の秋から模試で志望校判定が始まります。
そこで自分が行きたい学校と実際に行ける可能性があるかが少しずつ判断出来るようにはなりました。
受験は算数が勝負とよく言われます。塾の先生からは5年生ではまずは算数を伸ばすようにとアドバイス頂き、算数を中心に勉強していました。
長女の5年生の頃の偏差値は算数が55〜60くらいでした。
6年生になったら、もう少し伸びる要素があるのではないかという期待から最難関中学の受験をこの頃はまだ検討中でした。本人も最難関校の学校見学に行って、チャレンジしてみたいという気持ちを持っていました。
しかし同時に親の中では難関校のA中学校が長女には合っているのではないかという考えもありました。その学校は学園祭や学校見学にも何度も行き、親子でいい学校だなぁと感じていた学校です。
5年生くらいまでは、第一志望校を高い目標の学校を塾の先生に言っても、塾はそれを尊重してくれます。その学校に行きたいなら、こういった勉強をしていきましょうというアドバイスや、模試の偏差値をここまで上げましょうというアドバイスをいただきます。
そして子どもには志望校は1つだけ目標にさせて、この学校に行くんだとさせて下さいと言われました。
もちろん親が他の学校を色々考えるのは良いが、子どもにとっては1つの目標に向かう方が良いとの事でした。そして自分でこの辺りでよいと思ってしまうと、そこまでしか伸びないので高い目標に向けて頑張っていく方が結果的に成績もあがるという考えでした。
6年生になってから
5年生の頃にはまだこれから伸びるかもという期待があったのですが、6年になってから実は長女は模試での成績が下降する一方となっていました。
授業とは別のハイレベル算数という講座を受講していましたが、6年生に入ってからはどうみてもキャパシティーを超えてる感じです。
塾の授業時間や宿題の量が増え、復習や弱点強化といった事がうまく回せてないように感じました。
塾の先生には夏頃までの成績を見て決めましょうと提案され、6年夏休み前の懇談で第一志望校を最難関校から難関校のA校へ変える事を決めました。
正直今までの第一志望校は、本当に行けるのかな、とういうくらいの期待程度のものでした。
そこで、子どもとしっかり話しをし、先生のアドバイスも頂き、6年生夏休み前に難関校のA学校に第一志望校に決めました。
ここではっきりと第一志望校を考えられたときに、親も子供もすっきりとし、その目標に向かって迷わず進んでいける気がしました。
5年生くらいまでは成績の様子を見てと考えていたけれど、最難関校と難関校の差というのは正直かなりあると感じました。
もちろん6年生になってから一気に伸びる子もいるとは思います。
しかし我が家の場合は、娘がオーバーワークになっていたところもあり、6年春頃には第一志望校をしっかり決めておけばよかったという思いもあります。
なぜならハイレベル算数、上のクラスにこだわらなくなったら、子供への負担がかなり減ったと感じました。
取捨選択で、入試に出ないレベルの問題には取りくまなくてよくなったのもあります。
その分、他の教科で苦手なところの復習の時間にまわせるようになりました。
上を目指せば目指すほど、まだここから伸びるのはではないか、そういう期待をどうしてももってしまうのがありました。
子供が塾のレベルについていけてるかをきちんと把握し、志望校を切り替えるという選択、判断をする事はとても大事だと感じました。
仮に最難関校に合格できても入学してからついていけないのでは、楽しい中学生活を送れません。
子供と見学会に行き、A学校の校風が一番あっていると感じました。
偏差値だけにこだわらないという選択は大切です。
そして第一志望校は秋以降、入試申し込みまでもちろん変更はする事は可能です。塾の先生がおっしゃるには受験ぎりぎりまで悩んで二つの学校の申し込みをし、受験日が近づいて最終的にどっちを受けるかを決める人もいるとの事でした。
我が家もA学校と決めたものの、子供の成績の波があり、本当に合格出来るのか不安な思いが入試直前までありました。
最終の志望校は願書の申し込みをし、受験日程を決める時だとは思います。
しかし6年生夏前に志望校をはっきり決めた事により、長女は絶対にこの学校に行くんだ!という強い気持ちで夏休みの勉強に取り組む事が出来ました。
まとめ
長女の場合は6年生夏前の懇談で第一志望校を決めました。
娘の場合は、6年生春頃には志望校をはっきり決めた方がよかったという思いもあります。結果的な話しにはなりますが、6年生になってから授業時間が増え、宿題も増え復習する時間がなかなかなくなりました。いくら時間があっても足りないという状態です。そこで志望校をはっきりさせる事により、この学校にこの問題はあまり出ないから省こうとか、逆によく出る単元については重点的に復習時間をとるように取捨選択で勉強することができます。
あくまでも我が家の長女の場合なので、もちろん一人一人違うとは思いますが、同じような方の少しでも参考になればと思います。