事務のパートを始めてから腰痛が悪化
整形外科受診後は腰の痛みが緩和され腰痛の事で悩まされる事は減りました。しかし朝起きると腰が痛いというのは全くなくなったわけではありません。
その原因に事務のパートを始めたというのがあります。パートといっても次女がまだ幼稚園だったので園に行っている間だけの3時間の事務の仕事です。
ほとんど座りっぱなしの仕事でした。また事務でしたが製造事務という事で、製造の手伝いもする事がありました。その時に商品が入っている段ボールを移動したり、重いものを持つ作業が多くありました。
事務の仕事を始めてから一気に腰痛が悪化していったのが分かりました。家に帰ると腰が痛く、一旦横になると立ち上がれないほど痛みが出てくるようになりました。
そして総合病院の整形外科に受診しMRIを撮りました。診断は・・・
椎間板ヘルニアでした。
やっぱりかという思いとこんなに腰痛がひどくなっていたのかという思いでした。しかしすぐに手術しなければいけないというレベルではないから鎮痛剤と湿布の処方で様子を見るという事になったのです。そして総合病院から紹介状を出してもらった整形外科にリハビリで通い始めることになりました。
椎間板ヘルニアは自然に吸収される?
総合病院から紹介してもらった整形外科での医師の説明です。
「昔は椎間板ヘルニアというとすぐに手術していたけど、今の時代はすぐに手術はしない。」と言われました。
私も「椎間板ヘルニア=手術」というイメージが確かにあったのでとてもびっくりしました。医師の説明によると、椎間板ヘルニアは発症から数か月で自然に吸収されて治る場合が多いことが分かってきているようです。しかも痛みがひどい場合(髄核が大きく飛び出している)は、かなり痛いけれども吸収されやすいとされており、治りやすいとされていると言うのです。
本当なのかな?と疑うくらいの話しでした。
軽めなヘルニアの方がやっかい?
私の椎間板ヘルニアの度合いはというと、そんなにひどくないものとの診断でした。そんなにひどくないのならお医者さんの説明にもあるようにヘルニアが自然と吸収されるのだろうと考えましたがそうではないようです。
そのお医者さんが「一番やっかいなのは、このような軽めなヘルニアなんだよね」と・・・
説明によると、椎間板ヘルニアの髄核が大きく出ているとそれに対して体の免疫細胞が反応しやすいのに対して、私の場合はちくちくとするような痛みで我慢できないわけではないけど痛いというレベルで、そういった痛みの方が免疫細胞が反応しにくく、なかなか治らないとの事でした。
最近はこういった軽めのヘルニアでなかなか治りきらなくて、最終手段として「じゃあ手術しましょう」となる事が多いと言われたのです。私の場合も半年から1年くらいして変わらなかったら「手術という事も考えて下さい」と言われました。
近くに新しく出来た整形外科
総合病院からリハビリの為に紹介してもらった病院では、腰の牽引と電気治療というのを行いました。予約なしで時間がある時に行けるし、あまり待たなくていいので通いやすさというのに負担は感じませんでした。しかし、やはりこのリハビリを行っても効果がなければ結局は手術になるのかなという思いがあり、出来れば手術をしなくて改善される方法はないかなと色々と方法を調べたりしました。
鍼灸院や、整骨院で椎間板ヘルニアが治ったと宣伝しているお店も見つけ行ってみようかと考えましたが、実際に行くという決断にまではなりませんでした。
そんな時に自宅近くに新しい整形外科ができたのです。新しく出来た整形外科でしたので、なんとなく気になって受診してみました。以前に撮ったMRIの画像も持参して受診しました。
同じようにリハビリして効果がなかったら手術と言われるのかと思ったのですが、その先生は「ヘルニアだけど治りますよ」と一言。
そこの病院は他の病院と同じように牽引と電気治療のリハビリがあるのですが、それに加えて柔道整復師やトレーナーの方がストレッチや腰痛まわりの筋肉をつける方法をトレーニングしてくれました。
- ストレッチは腰回りの筋肉を伸ばす方法を教えてくれた。
- 筋トレは腰に負担にならないように腰回りに筋肉をつける方法を教えてくれた。
ストレッチに関しては夜のお風呂上りに血行が良くなっている時に行うのが効果的という事でしたが、お風呂上りはバタバタしてしまう為に夜寝る前に行うというようにしていました。
腰痛には腰回りを支える筋肉量が減っているから、腰痛になるという事も聞いた事があります。しかし腰痛をおこしている時にやみくもに筋トレをしても余計に腰痛を悪化させてしまうので、正しい方法で筋トレのやり方を教えてもらえたのがよかったです。
その新しく出来た整形外科に通うようになり、腰の痛みはだいぶ軽減されました。朝起きると腰の痛みが全くないわけではありません。しかし以前と比べると痛みはよくなりました。
そしてそのトレーナーの方に言われたのが、腰痛は一度なるとなかなか治るものではないし、腰痛になりやすいから予防の為でも痛みがない時にもこのストレッチや筋トレを行うのをお勧めしますとの事でした。
やはり予防が大事!という事も改めて実感しました。
まとめ
産後に腰痛に悩まされている方は多いと聞きます。しかし私のように育児で追われる日々の中で少しの腰痛では我慢をし過ごしている方も多いと思います。
私の場合は椎間板ヘルニアになった原因は「おんぶのしすぎ」だったと思っています。しかし1つの要因だけではなく、運動不足で腰回りの筋肉量が減っていたり仕事で腰への負担をかけてしまった事などが重なり、結果として椎間板ヘルニアにまでなってしまったのです。
もし産後に腰痛で悩んでいる方がいれば、忙しい毎日で余裕などない時期の方もいると思いますが、なるべく早めに整形外科を受診する事をお勧めします。
またそのまま放っておくと慢性の腰痛や私のように椎間板ヘルニアにまで悪化するかもしれません。そうなる前に早めに腰痛を改善しておく事が大切です。
もし産後に腰椎ヘルニアになってしまった場合でも、手術はせずにリハビリで改善される事もあります。私はストレッチや腰回りの筋肉をつけることが効果がありました。今のところはこの方法で腰痛と付き合っていっている状態です。
しかし産後に腰痛になってから思った事は「自分にあった病院を探す」というのが一番大切でした。正直、先生の見解も病院によっては違うのだと実感しましたし、リハビリ方法も違います。どの方法が合うかというのはその人によっては違うと思いますので、病院をしっかり選び、気になる事があれば先生にしっかり質問をし自分に合っている病院に通うというのが必要になってきます。
今は腰痛対策としては、ストレッチや筋トレを続ける、姿勢に気をつける、そして適度な運動をするという事がよいと感じています。
私のように産後に腰痛で悩まれている方に少しでも参考にしてもらえればと思います。
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